こんにちは。秋華洞浮世絵担当の山田です。
いつも浮世絵ぎゃらりい秋華洞をご利用いただき、ありがとうございます。
昨年の暮れ、秋華洞浮世絵サイトに日本語版が登場。ようやく日本語版のメルマガを配信することになりました。ご登録いただいた皆さま、大変お待たせしました。
さて、1号は広重の代表作の一つ、名所江戸百景の特集からです。
■ 特集 ■
名所江戸百景に見る「江戸の四季」
「名所江戸百景」は「東海道五十三次之内」と並んで広重の代表作。
その人気の秘密はゴッホも模写したという大胆な構図の妙と
イキイキとした江戸の生活と美しい四季を描いた点にあります。
「名所江戸百景 王子稲荷の社」
王子稲荷の社は毎年2月の初午の日には多くの参拝客で賑わう。
王子の稲荷はこの辺りの稲荷社の総元締めであったので，
大晦日になると、各地の狐が近隣の榎の木の下に集まり、社で集会を開いていた。
農民達は狐がはく狐火で次の都市の吉凶を占っていた...という言い伝えがある。
この絵に描かれた梅から初午の日を描いたと見られる。
「名所江戸百景 下谷広小路」
こちらも春。この行列は上野山に向かう花見の一行。
火事の類焼を防ぐために広げた道が「広小路」です。
右手には呉服屋松坂屋。桜が描かれていなくても春のウキウキした雰囲気が伝わってきます。
「名所江戸百景 神田紺屋町」
神田は職人の町として知られ、同じ職業の職人は同じ場所に住み、職名が町の名前になった。染め物職人が住んでいたために紺屋町になった。
四角形の模様は広重の広の訓読み「ヒロ」を図案化した物。「魚」は版元の「魚栄」から。
「おんらいんぎゃらり秋華洞」でも名所江戸百景の特集をしていますので是非ご覧ください。
名所江戸百景特集
「名所江戸百景」の在庫はこちらから。
■ 新入荷作品 ■
新入荷作品の一部をご紹介します。まだネットに載せていない物もございます。
ご興味のある方は是非お早めにお問い合わせ下さい。
芳年 「金太郎捕鯉図」少々難有りのためお買い得価格でご紹介します。
国貞 「風流六玉顔」国貞の美人画
北斎 「喜能会之故真通」
国芳 「英雄六家撰」国芳の真骨頂、武者絵。摺が美しい作品です！
清親 「我野戦砲兵九連城幕営攻撃」戦争画ですが、清親独特の光線画の美しさ。
このほか多数ございます。お探しの作品があれば、遠慮なくご連絡下さい！
■ この展覧会に行ってみたい！■
浮世絵や日本画の展覧会からオススメをピックアップ！
「横山大観展 良き師、良き友」横浜市美術館
10月5日(土)～11月24日(日)
大観の師、岡倉天心生誕150年、没後100年という節目の年の展覧会。
厳島神社蔵の「屈原」の展示は10月16日までです！
特別展「宮川長春」大和文華館
10月12日(土)～11月17日(日)
宮川派・勝川派の祖、宮川長春の展覧会。長春だけに焦点を当てた展覧会は今回が
初めてだそうです。日本にある長春作品の大半が集められたとか。この時期奈良に行かれる方はぜひ！
■ 今月の役者絵 ■
秋華洞は歌舞伎座から一番近い浮世絵商。役者絵の在庫の中からおすすめの役者絵をピックアップしてご紹介します。
「役者見立五十三駅 白井権八」三代豊国
今年も残す所あとふた月を切りました。歌舞伎座では来年のカレンダーの販売を1日からスタートしました。
歌舞伎の人気演目を題材にした浮世絵がモチーフになっています。
その中で7月、8月に採用された浮世絵がこちら。
「役者見立五十三駅」は名所絵と人気役者が組み合わされた見立絵。
1枚で2度美味しい作品です。白井権八は背景に描かれているのは六郷の渡しと思われます。
役者は当時絶大な人気のあった女形、岩井半四郎。
カレンダーとともに同じ浮世絵を飾るのもなかなか素敵です。
編集後記
1号の秋華洞浮世絵メルマガはいかがだったでしょうか。
浮世絵サイトオープン早々にご登録いただいた皆様には、お待たせして大変申し訳ございませんでした。
浮世絵ファンの皆さんのお役に立てるよう、バージョンアップしてまいりますのでよろしくお願いいたします。
秋華洞 浮世絵担当 山田亜紀子
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
浮世絵ぎゃらりい秋華洞
http://jp.japanese-finearts.com/
株式会社秋華洞
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F
TEL 03-3569-3620 FAX 03-3569-3621
E-mail info@syukado.jp
営業時間
平日 10：00～18：00
日・祝 11：00～18：00
秋華洞スタッフブログ
http://www.aojc.co.jp/staff_blog/
*おんらいんぎゃらりい秋華洞(日本画のコンテンツ満載です)
http://www.syukado.jp
*Facebook
http://www.facebook.com/Shukado.Japan.Art
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さて、1号は広重の代表作の一つ、名所江戸百景の特集からです。
■ 特集 ■
名所江戸百景に見る「江戸の四季」
「名所江戸百景」は「東海道五十三次之内」と並んで広重の代表作。
その人気の秘密はゴッホも模写したという大胆な構図の妙と
イキイキとした江戸の生活と美しい四季を描いた点にあります。
「名所江戸百景 王子稲荷の社」
王子稲荷の社は毎年2月の初午の日には多くの参拝客で賑わう。
王子の稲荷はこの辺りの稲荷社の総元締めであったので，
大晦日になると、各地の狐が近隣の榎の木の下に集まり、社で集会を開いていた。
農民達は狐がはく狐火で次の都市の吉凶を占っていた...という言い伝えがある。
この絵に描かれた梅から初午の日を描いたと見られる。
「名所江戸百景 下谷広小路」
こちらも春。この行列は上野山に向かう花見の一行。
火事の類焼を防ぐために広げた道が「広小路」です。
右手には呉服屋松坂屋。桜が描かれていなくても春のウキウキした雰囲気が伝わってきます。
「名所江戸百景 神田紺屋町」
神田は職人の町として知られ、同じ職業の職人は同じ場所に住み、職名が町の名前になった。染め物職人が住んでいたために紺屋町になった。
四角形の模様は広重の広の訓読み「ヒロ」を図案化した物。「魚」は版元の「魚栄」から。
「おんらいんぎゃらり秋華洞」でも名所江戸百景の特集をしていますので是非ご覧ください。
名所江戸百景特集
「名所江戸百景」の在庫はこちらから。
■ 新入荷作品 ■
新入荷作品の一部をご紹介します。まだネットに載せていない物もございます。
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芳年 「金太郎捕鯉図」少々難有りのためお買い得価格でご紹介します。
国貞 「風流六玉顔」国貞の美人画
北斎 「喜能会之故真通」
国芳 「英雄六家撰」国芳の真骨頂、武者絵。摺が美しい作品です！
清親 「我野戦砲兵九連城幕営攻撃」戦争画ですが、清親独特の光線画の美しさ。
このほか多数ございます。お探しの作品があれば、遠慮なくご連絡下さい！
■ この展覧会に行ってみたい！■
浮世絵や日本画の展覧会からオススメをピックアップ！
「横山大観展 良き師、良き友」横浜市美術館
10月5日(土)～11月24日(日)
大観の師、岡倉天心生誕150年、没後100年という節目の年の展覧会。
厳島神社蔵の「屈原」の展示は10月16日までです！
特別展「宮川長春」大和文華館
10月12日(土)～11月17日(日)
宮川派・勝川派の祖、宮川長春の展覧会。長春だけに焦点を当てた展覧会は今回が
初めてだそうです。日本にある長春作品の大半が集められたとか。この時期奈良に行かれる方はぜひ！
■ 今月の役者絵 ■
秋華洞は歌舞伎座から一番近い浮世絵商。役者絵の在庫の中からおすすめの役者絵をピックアップしてご紹介します。
「役者見立五十三駅 白井権八」三代豊国
今年も残す所あとふた月を切りました。歌舞伎座では来年のカレンダーの販売を1日からスタートしました。
歌舞伎の人気演目を題材にした浮世絵がモチーフになっています。
その中で7月、8月に採用された浮世絵がこちら。
「役者見立五十三駅」は名所絵と人気役者が組み合わされた見立絵。
1枚で2度美味しい作品です。白井権八は背景に描かれているのは六郷の渡しと思われます。
役者は当時絶大な人気のあった女形、岩井半四郎。
カレンダーとともに同じ浮世絵を飾るのもなかなか素敵です。
編集後記
1号の秋華洞浮世絵メルマガはいかがだったでしょうか。
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